家族や親しい人たちとの絆を再認識できる結婚式。最近は人と人との結びつきや絆を重んじる傾向が強まっており、より「家」や「家族」の存在を意識できる「和婚」が注目されているのをご存じですか？
こまちウエディング編集部でもここ数年、県内のカップルさんに人気が高まっている新潟の和婚を特集したりしています。
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「和婚」といっても取り入れ方はさまざま。挙式スタイルから披露宴まで全てを和のテイストで統一する結婚式もあれば、和モダンを意識したスタイル、前撮りで和装に身を包み写真を残し、本番はチャペル式＆パーティーで、などと、ふたり次第で自由に「和婚」を楽しむことができます。
和婚のテイストを取り入れるなら知っておきたい和装のこと。憧れの和装を美しく着こなすために確認しておきましょう。
多くの女性が憧れる、帯や小物まで全身白でそろえた和装の定番です。和の花嫁といえば「白無垢」を思い浮かべるプレ花嫁さんも多いのでは？神聖な色とされる白は身の清らかさを表し、「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味もあるそうです。最近は色のある小物を合わせることも多くなってきています。
赤、金、銀など白以外の華やかな色を使ったり、おめでたい柄の刺しゅうや織りが施された和装のことです。挙式は「白無垢」、披露宴は「色打掛」とシーンによって使い分けるのが一般的です。選ぶ色、柄、合わせる帯や小物で個性を演出でき、洋髪を合わせるスタイルは新潟の花嫁さんたちにも人気です。
裾を引きずるタイプで、袖の内側に「振り」の別布が二つ折りで入っているのが特徴。「黒引き振袖」は江戸時代から正装とされていて、神前式で着用する花嫁もたくさんいます。「色打掛」よりも大人っぽくあでやかな印象になるので、なりたい花嫁姿のイメージでセレクトを。華やかなヘアアクセサリーを合わせるのがイマドキのスタイルです。
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ここからは、新潟で和装を選んだ花嫁さん＆花婿さんのファッションをチェック！
歴史ある神社で挙式をした花嫁さんの白無垢は、鶴だけのシンプルな柄がポイント。小物も全て白で統一し、清楚で初々しい花嫁姿を実現しました。挙式では綿帽子、文金高島田のかつらを着けた伝統的な装いがゲストから好評だったそうです。
ゴールドベージュに金の鶴や色とりどりの松などの刺しゅうを施した華やかな色打掛。「淡い色のものを着たいと思っていたので」と花嫁さん。お気に入りの明るく華やかな装いでお色直しをして、鏡開きや花嫁の手紙を読んだそうです。
挙式では「絶対に白無垢を着ようと決めていた」という花嫁さん。シンプルな中にも総絞りが上品で華やかな、あまり見たことのないデザインにひと目ぼれだったそう。白無垢の柔らかな雰囲気に合わせてヘアスタイルは洋髪にしました。
前撮りで色打掛を着た花嫁さん。鮮やかで大胆な色使いが目を引くデザインで、撮影場所の緑に良く映えています。桜や紅葉など、日本の四季を表現した美しい刺しゅうも、この色打掛を選んだポイントだったそうです。
一着目のお色直しで着用した白無垢は、赤やゴールドの模様がアクセント。髪飾りは大きな花モチーフを合わせていっそう華やかさを演出しました。鶴や松といった古典的な柄が施され、縁起の良さも抜群です。
純白の白無垢に綿帽子をかぶり、日本古来の晴れ姿を叶えた花嫁さん。伝統的な装いは、憧れだった神社での神前式にぴったり。
花や紅葉など、いろいろな柄が入ってカラフルなところが気に入ったそう。「試着してみて、一番しっくりきました」と花嫁さん。
真っ白ではなく、温かみのある色味の白無垢を選んだ花嫁さん。掛下や小物が赤いかのこ絞りになっているのがかわいらしいです。
インパクトある色と柄に魅力を感じ、あまり悩まず決定。レトロモダンな色打掛に新日本髪を合わせたところもステキですね。
真っ白な白無垢に念願の角隠しを合わせた花嫁さん。花婿さんの紋付袴も定番の黒を選んで、伝統的な装いを叶えました。
和装に憧れていた花嫁さんが選んだ色打掛は赤に金色のあしらいが華やかな一着。豪華な雰囲気が会場に良く映えていました。
日本髪と綿帽子で憧れの白無垢姿を叶えた花嫁さん。着物の全面に縁起の良い鶴が描かれた和装はゲストの注目を集めたそうです。
鮮やかな赤に鶴や桜の文様をあしらった色打掛を前撮り用にセレクトした花嫁さん。花婿さんの青い紋付とのコントラストがキレイです。
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「白無垢が着たかった」という花嫁さんは蜷川実花の新作和装で憧れを実現しました。角隠しと綿帽子どちらも着けて大満足だったそう。
大ぶりの柄をたくさんあしらった色打掛に赤を効かせて、落ち着いた印象の中にも華やかさのある花嫁姿を叶えました。
和装で結婚式を叶えた花嫁さん。挙式では美しい柄が織り込まれた白無垢を、披露宴では色打掛を着用。和装は特に年輩の親族が喜んでくれたそう。
前撮りの白無垢は、花柄と鶴柄で迷った結果、上品な鶴が織り込まれたほうをセレクト。対比を考えて紋付袴は迷わず黒で決めたそうです。
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花婿さんが勧めた、色や柄がおめでたさ満点の一着。ゲストはもちろん、特に花嫁さんのおじいさまが喜んでくれたそうですよ。
鶴の柄が美しく刺しゅうされた白無垢と紋付袴姿で、伝統的な神前式を挙げたおふたり。「お母さんの夢を叶えてあげられました」と花嫁さん。
お色直しで着た色打掛は大胆な菊の柄が目を引きます。花婿さんの紋付にもさりげなく桜が織り込まれていて大人っぽい装いです。
明るく爽やかな色合いの柄が施された振袖をお色直しで着た花嫁さん。かねてから持っていた振袖を活用し、当日は3着の衣裳を着こなしました。
色打掛は両親が勧めてくれたものに決定。鶴や花などの柄が施された一着が引き立つように、紋付袴は落ち着いた色をセレクトしました。
昔から憧れていた白無垢は「袖や裾の赤ふきがお気に入り」と花嫁さん。紋付袴は白無垢との相性を重視しオーソドックスな黒に決めました。
赤や紫も検討しましたが、実際に試着してひと目で気に入った明るい色合いの打掛で決定。花婿さんも「一番似合う」と太鼓判を押す一着です。
衣裳店のスタッフさんに予算や色柄など相談に乗ってもらい色打掛をセレクト。模様がとても華やかで目を引くところが決め手になったそう。
「外国人の母に和装を見せたかった」という花嫁さん。シンプルかつ華やかな色合いと、背が高い花嫁さんに似合う大ぶりの柄がお気に入りです。
洋風の会場にもしっくりなじむ色打掛でお色直しをした花嫁さん。大胆におめでたい柄を配した色打掛に生花の髪飾りを合わせているそう。
明るく爽やかな水色に、黄色をアクセントにした色打掛と、濃い目の青のストライプが印象的な紋付袴の組み合わせが好相性ですね。
鮮やかな赤をベースに鶴や花などの柄が描かれたデザインが、庭園の緑によく映えています。「気に入ったので悩ます決まりました」と花嫁さん。
柔らかな白をキャンバスに、赤や金で大胆な花柄を刺しゅうで描いた色打掛。花婿さんの黒い紋付袴が色打掛の艶やかさを引き立てています。
国内三大友禅のひとつ「加賀友禅」の色打掛。黒の地に描かれた赤や金の柄に合わせて、袴にもゴールドを取り入れてコーディネートしています。
新潟花嫁＆花婿が実際に選んだ和装はいかがでしたか？それぞれ個性豊かでステキな和の装いを叶えていましたね。特に白無垢は憧れる花嫁も多く、また、お母さんからのリクエストで選ぶ場合も多いようです。
先輩カップルに和装を着た感想を聞くと、家族やゲスト、なかでも年輩の方に喜ばれる傾向があるようです。日本の伝統が息づく和装はやっぱりいいものだと改めて感じられますね。みなさんも、新潟で実際に和装を着たカップルさんたちの実例を参考に、とっておきの和装で当日を迎えてくださいね。
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